理学療法や食事療法が開始された。そうして約3か月で150キロの減量に成功、腹部の脂肪切除手術などが功を奏し、6か月後には体重が半分にまで減った。
カリードさんのメディカルチームのリーダーであるアーイド・アル=カフタニ医師(Dr. Aaied al-Qahtani)は2014年のインタビューで「カリードさんの心臓や肺の機能が向上しています。筋力がつき、太りすぎることで起きる脂肪細胞の炎症が治まってきているようです」と健康状態が飛躍的に改善されていることを明かしていた。
さらに2016年にはトータルで約317キロ(50ストーン)の減量に成功し、歩行器で歩く姿をメディアに公開した。またその1年後には、当初の体重の約88%にあたる約540キロを減量、4年前のカリードさんとは別人のようにスリムになった。
なおカリードさんは2018年1月に行ったたるんだ皮膚を切除する手術を最後にメスは入れておらず、現在は63キロを維持、以前と比べると表情も明るくなっている。
ちなみに昨年10月にはイギリスで、体重317キロ超の男性が3階建てのアパートから救急車を要請し話題となった。男性は動けなくなり、命の危険を感じたという。
画像は『The Sun 2021年12月27日付「OFF THE SCALES ‘World’s heaviest teen’ who once tipped the scales at 96st aged 17 now unrecognisable as adult」(Credit: Reuters)』『The Daily Star 2021年12月28日付「‘World’s heaviest teen’ who weighed 96st aged 17 looks unrecognisable as adult」(Image: Reuters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)