アメリカ在住の生後10か月の女児が、「無害」と表示された子供用おもちゃ“ウォータービーズ”で脳に障がいを負った。女児は現在5歳になるが、母親は「事故前の娘は戻らない。こんなことが起きるなんて考えもしなかった」と憤り、ウォータービーズの危険性について訴えている。『Kidspot』などが伝えた。
ジョナサンさん(Jonathon)とアシュリーさん(Ashley)夫妻は2017年4月、当時6歳だった長女アビゲイルちゃん(Abigail)の誕生日に、水に入れると膨らむ高吸水性樹脂“ウォータービーズ”を購入した。
カラフルなウォータービーズは小さなボール状でグミやキャンディのようにも見えることから、アシュリーさんは生後10か月で活発な次女キプリーちゃん(Kipley)とアビゲイルちゃんの遊び場を別にし、キプリーちゃんがウォータービーズで遊ばないように配慮した。
ところがしばらくすると、キプリーちゃんが夜ぐずって眠らなくなり、顔に赤い発疹ができ始めた。心配した夫妻はキプリーちゃんをかかりつけ医に診せたものの「どこも悪くはないですよ」と言われてしまった。
そして数週間が過ぎると、朝目覚めたキプリーちゃんが噴出するように嘔吐、病院で数々の検査を受けたものの原因は分からなかった。明るく元気なキプリーちゃんが寡黙になりぐったりしているのを見た医師は2017年7月、奇妙な症状の原因を探るために手術を行うことを決断。その結果、