髪が逆立ちまとまらない「櫛でとかせない頭髪症候群」を患う1歳2か月の男児の母親が、診断されたきっかけや病気の特徴、人々の反応などについて語った。母親は息子に「人と違うことはユニークなこと。自分を誇りに思って!」と教えているそうで、この家族には温かいメッセージが多数寄せられている。『The Mirror』などが伝えた。
米ジョージア州アトランタに住むケイトリン・サンプルズさん(Katelyn Samples、33)の次男で1歳2か月のロックラン君(Locklan、以下ロック君)は、世界で100例ほどしか報告されていない「櫛でとかせない頭髪症候群(Uncombable Hair Syndrome、以下UHS)」を患っている。
UHSとは髪が常に逆毛でまとまらず、ライオンのたてがみのようになってとかすことが難しい。髪の色はゴールドやシルバーで伸びる速度が遅く、理論物理学者アルベルト・アインシュタインもUHSだったと言われている。
ケイトリンさんは「ロックは生後5か月で髪が生え始めたのですが、逆毛でまとまらず、柔らかくて綿毛のようでした。長男シェファード(Shephard、2)とは違って髪が伸びても落ち着かず、よく『ひよこみたいだね』と言われました」と当時を振り返り、UHSと診断されたきっかけについてこう述べた。
「今夏のことでした。全く知らない人から『ロックはUHSではないか?』とメッセージがあったのです。私はUHSについて聞いたこともなく、小児科にロックを連れて行くと、小児皮膚科の専門医を紹介されました。そこで検査のためにロックの髪のサンプルが取られ、数週間後にUHSと診断されたのです。医師は『UHSは非常に珍しく、過去19年で患者は1人だけだった』と言っていました。」
家族にUHSを患う者はなく、ケイトリンさんと夫カレブさん(Caleb)は当初「なぜロックだけが…」と戸惑い、