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writer : ac

【海外発!Breaking News】櫛でとかせない頭髪症候群の10歳女児「人と違うことは個性、私はこの髪が好き!」(豪)

髪が常に逆毛で櫛を入れてもとかすことが困難な「櫛でとかせない頭髪症候群(Uncombable Hair Syndrome)」は、世界で100例ほどしか報告されていない非常に稀な疾患だ。このたびこの疾患を患う10歳の女児とその母親が『LADbible』『Metro』などのインタビューに応じ、素直な胸のうちを明かした。

豪ビクトリア州メルボルンに住むシーラ・マディソン・キャルバート=インちゃん(Shilah Madison Calvert-Yin、10)は、世界での報告が100例ほどという非常に珍しい疾患「櫛でとかせない頭髪症候群(Uncombable Hair Syndrome、以下UHS)」を患っている。

教師である母セレステさん(Celeste、39)が「娘の髪が普通と違う」と気付いたのは生後3か月の頃で、「赤ちゃん特有の茶色い髪が抜け落ち、真っ直ぐな金髪が生えてきたのですが、まるで綿毛のようにフサフサで落ち着くことはありませんでした。ただその時はUHSのことは全く頭になかったのです」と当時を振り返る。

幼い頃から髪が逆立っていたシーラちゃん(画像は『Shilah Madison Calvert-Yin 2017年11月6日付Instagram「Looking through my photos Shilah said “I’m pretty happy my hair grew a little longer than that, but not a lot like everyone else’s”」』のスクリーンショット)

しかしながらシーラちゃんの髪は年を重ねる毎に乾燥して細くなり、朝起きると柔らかい髪が絡まり固まってしまうようになった。そしてセレステさんがシーラちゃんを連れて外出すると、断りもなしに写真を撮ったり、髪に触ったり、「まるでコンセントに指を突っ込んで、身体に電流が流れたみたいだね」など心無いコメントをしてくる人もいたそうだ。

セレステさんは「あの頃は娘よりも私の方が傷ついていました」と明かし、こう続けた。

「2014年のことでした。ショッピングモールで映画『ジュラシック・パーク』をテーマにしたイベントがあったのです。シーラはそこで白衣を身に着けゴーグルをつけていたのですが、その姿が映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の“ドク”ことエメット・ブラウン博士にそっくりだと噂になり、“ドク・ブラウン”と呼ばれたこともありました。また『アインシュタインに似ているね』と言ってくる人もいたのです。」

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の“ドク”エメット・ブラウン博士にそっくり(画像は『Shilah Madison Calvert-Yin 2017年7月13日付Instagram「People often say she has hair like Doc Brown from back to the future, lucky it’s one of our fave movies」』のスクリーンショット)

「そして4歳だったある日のこと、逆立ってまとまらない髪に嫌気がさしたシーラは、大胆にも自分の髪をハサミで切ってしまったのです。ただ余計に髪がツンツンと立ってしまい、髪がもとに戻るのに2年もかかりました。娘はそんな髪を人に見せるのが嫌で、頭にスカーフを巻いて過ごしていたのです。」

自分で髪を切ってしまった直後のシーラちゃん(画像は『Shilah Madison Calvert-Yin 2017年8月3日付Instagram「Just like every little girl you decide to give yourself a haircut!」』のスクリーンショット)

そんなシーラちゃんが「UHS」と診断されたのは7歳の時で、

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