
肋骨が3本折れていることが判明した。新婚旅行は諦めた方がいいとアドバイスされたが、それを無視して2人はスペインのイビサ島に向かうことにした。
しかし事前に予約していたバスが迎えに来なかったためタクシーで空港に向かったところ、財布の入ったバッグをタクシーに置き忘れてしまったのだ。そのせいで飛行機に乗り遅れてしまった2人は、翌朝の便を新たに予約し、その日は近くのホテルに宿泊することになった。
もう何も起きないことを祈りながら迎えた翌朝、今度は空港に向かう途中でバッグがないことに気づいた。アメリアさんはこのように振り返っている。
「ホテルで朝食をとって空港に向かう途中、私はバッグを失くさないように何度も何度も数えていました。するとパスポートが入っているバッグがないことに気づいたのです。」
「ホテルでの朝食中に別の旅行者が間違えて私たちのバッグを持って行ってしまって、それが戻ってきた時は予約していた飛行機がすでに出発した後でした。それで再び翌日の便を取り直すことになったのです。」
やっとの思いでたどり着いたイビサ島で至福の数日間を過ごした2人だったが、帰国して自宅に帰る途中の駐車場でさらなる悲劇が襲った。
信じられないことに、旅先のホテルに家と車の鍵を置き忘れてしまったのだ。その新しい鍵を作ってもらうために数百ポンド(数万円)を支払ったという。そしてジムさんの実家で一晩を過ごし、翌日の午後に自宅に戻ったそうだ。
様々なトラブルに見舞われたが、結果的には何の後悔もなく「人生で最高の1週間だった」と話すアメリアさんは、この一連の出来事について次のように述べている。
「すべて計画していたにもかかわらず、うまくいかないことばかりで信じられないほどストレスがたまりました。旅行でもリラックスするはずが色々とうまくいかなくて少し泣いてしまって。友人や家族からは『よく諦めなかったね』と言われましたが、私たちはそんなつもりは少しもありませんでした。」
「結婚式が何度も延期された後、私たちはこれを楽しむことに決めたのです。パンデミックの悲惨な状況から一転し、私たちは友人みんなに会って一緒にお祝いできることに感激して、その後の1週間の旅行も楽しめました。苦労やストレスがあっても彼との結婚は譲れませんでしたし、決して諦めなかったことが私たちの強さを表していると思います。今となっては笑い話ですが、災難に見舞われながらも素晴らしい結婚式と新婚旅行になりました。だって私はソウルメイトである憧れの男性と結婚できたのですから!」
画像は『The Mirror 2021年11月2日付「Wedding disaster for UK’s unluckiest couple after broken ribs and lost rings」(Image: Amelia Desmond / SWNS)(Image: Tom Wren SWNS)』『The Sun 2021年11月1日付「I DOH! Britain’s unluckiest bride and groom share wedding disasters – from missing rings to broken ribs」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)