台湾・桃園市亀山区光峰路にあるコンビニエンスストアで21日午前5時半頃、店員が客の男にナイフで刺され死亡する事件が起きた。男はマスク着用を要求されたことに腹を立て、店を出た後にナイフを持って店に戻り、犯行に及んだという。『蘋果日報』『中時新聞網』『NOWnews今日新聞』などが伝えている。
逮捕されたのは、現場付近に住む41歳の蔣嘉凱という男。過去に7冊の本を出版しているペーパークラフトアーティストで、業界では名の知れた人物だった。警察の調べによれば、蔣が一度目にコンビニを訪れたのは早朝4時頃で、男性店員からマスクの着用を要求されたがそれを無視して買い物をしようとしたため、店員は会計を拒否した。蔣はしぶしぶ店を後にしたが、ほどなくしてマスクを着用して戻ってきた。今度は無事に会計を済ませたものの男性店員の「態度が気に入らない」と口論になり、マスクを投げつけて立ち去ったという。
蔣はその後家に帰ったが、怒りが収まらずに小型ナイフを持って再び店を訪れた。そして男性店員を店の外に呼び出すと突然、男性を刺した。なんとか蔣からナイフを奪い取った男性だったが、その場で気を失い倒れてしまった。
目撃者の通報を受け、現場に駆けつけた警察官に蔣は取り押さえられた。一方で左胸を刺された男性店員は病院に緊急搬送されたが、死亡が確認された。調べに対し蔣は、