欧米では幼い子が耳にピアスをしている姿はさほど珍しいことではない。だがこのほどイギリスのアクセサリーショップで、泣き叫ぶ女児を数人の大人が押さえつけてピアッシングする動画が拡散され、人々の怒りを買った。『The Mirror』『The Sun』などが伝えている。
英サウス・ヨークシャー州シェフィールドのメドウホール・ショッピングセンター内にあるアクセサリーショップ「Lovisa」で、ピアスを開けるために大人数人が女児を押さえつけている動画がSNSで拡散され、多くの怒りを買っている。動画は今月17日に同店の近くを通りかかった買い物客で、14歳の少女が撮影したものという。
動画には4、5歳ほどの女児が泣き叫んでいる中で母親とみられる女性が女児の体を押さえつけ、別の女性は背中を押さえつける様子が捉えられていた。女児は「ママー! 離して!」と懇願するものの、大人たちが手を緩めることはなかった。そして片手にピアッサー(ピアス穴開け器)を持った女性が、泣き叫ぶ女児の耳にピアスを開けたとたん、「痛い、痛い!」と女児は声をあげて激しく泣き続けた。
動画を撮影した少女は帰宅後、それを母親に見せたという。すると母親は女児に対する大人たちの行動に怒りを覚え、SNSに動画を投稿してこのように綴った。
「メドウホールにて昨日の午後のこと、Lovisaのスタッフの対応は全くもってひどいものでした。この女の子が泣き叫んで懇願しているのにもかかわらず、スタッフは母親と祖母にピアスを開けるために押さえつけるようアドバイスしたようです。」
「かわいそうな女の子は、床に這いつくばりそうになりながらも必死に抵抗していました。スタッフはここまでするべきではありません。これは虐待です! 偶然にも私の14歳の娘がその様子を撮影していたことで私がこうして警告するための証拠動画となりました。」
「この女の子の家族は恥を知るべきです。この子の叫びはもっともなことです。大人たちはその声に耳を傾けて彼女を尊重するべきでした。」
また動画を撮影した14歳の少女は、