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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】てんかん発作の兆候を粘り強く飼い主に伝え続け救った介助犬「いい子過ぎて涙が出る」(米)<動画あり>

ティナさんの周囲をそわそわと歩き始めた。そして前足をキッチンカウンターの上に乗せて立ち上がり、ティナさんの顔を舐めたりしている。

のしかかるようにして前足を乗せるマックスに、ティナさんは床を指差して降りるように指示を出した。それに従ってマックスは一度床に戻るが、再び前足をカウンターに乗せて立ち上がりティナさんの顔を覗き込んでいた。

マックスが立ち上がってティナさんの顔を覗き込むこの動作は、てんかん発作の兆候を察知したときに見せる合図だという。このようにマックスの合図を受けて事前に発作が起こることが分かれば、その場に座って対応することで意識消失による転倒などを防ぐことができるのだ。

床に降りるよう指示を受けるも発作が起こる合図を続けたマックス(画像は『tinastikeleather 2021年10月11日付TikTok「My lifesaver」』のスクリーンショット)

ところが動画撮影中、ティナさんはマックスがトレーニングをしているだけだと勘違いしていたのか、座ったりする動作は見せていない。それでもマックスは諦めずティナさんの足元にすり寄って合図を続けていると、ティナさんは発作を起こし床に手をついて倒れ込み始めた。

これを見たマックスはすぐにティナさんの胸の下に入り込んで支え、ティナさんが床に頭を打ちつけないようにゆっくりと横になるのを手伝っていた。

ティナさんがこの動画をTikTokに投稿すると、今月14日の時点で110万件以上の「いいね」が寄せられており、ユーザーからは「倒れるのを支えようとしているのがすごい」「いい子過ぎて涙が出てくる」「犬というのは本当に素晴らしい生き物だね」など称賛や感激のコメントが届いた。

メリーランド州ボウイに拠点を置くてんかん財団「Epilepsy Foundation」によると、犬はてんかん発作を起こす兆候を数秒前、長いときには45分も前から察知できることもあるという。

犬によって合図が違うそうで、マックスのように顔を覗き込み目を合わせるという動作のほかに、周囲を歩き回る、撫でる、吠えるなど様々な方法でてんかん発作を教えてくれる。発作中や発作後に飼い主のサポートができることは明らかになっているが、100%てんかん発作を知らせてくれることは保証できないと同財団は公表している。

画像は『tinastikeleather 2021年10月11日付TikTok「My lifesaver」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

倒れ込むティナさんが床に頭を打ちつけないように気遣うマックス(画像は『tinastikeleather 2021年10月11日付TikTok「My lifesaver」』のスクリーンショット)

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