米テキサス州の森の中で、3日前から行方不明になっていた3歳の男児が無事に発見された。彼を見つけたのは「男児を探しに行くようにと神の声が聞こえた」と話す市民だった。『ABC News』『CNN』などが伝えている。
米テキサス州グライムズ郡に暮らすクリストファー・ラミレス君(Christopher Ramirez、3)は10月6日午後1時30分頃、自宅の近くで遊んでいたところ行方が分からなくなった。
母親のアラセリ・ヌニェスさん(Araceli Nunez)が車から食料品を降ろしている間に近所の子犬と遊んでいるクリストファー君が目撃されており、犬を追っているうちに森の中に入って迷子になってしまったようだ。
家族と近隣住民らはクリストファー君を探したが、約20分経っても見つからなかったため、グライムズ郡保安局(Grimes County Sheriff’s Office)に連絡し救助を求めたという。
翌日、母親のアラセリさんはメディアのインタビューに応じ、涙ながらにこう語っていた。
「どうか皆さん、私の息子を見つけてください。時間ばかりが過ぎてしまってどうしたらいいのか分かりません。私の心には穴が開いて絶望しています。どうか息子を連れ戻してください、助けてください。」
グライムズ郡保安官のドン・ソウェル氏(Don Sowell)によると、捜索には警察、FBIヒューストン支局に加えボランティアチームや捜索救助犬チームなどが参加し、四輪駆動車やダートバイク、ドローン、ヘリコプター、熱センサーなどあらゆる手段が用いられたという。また近くの池の水を抜いたり、周辺の車の中も捜索したが、クリストファー君の発見には至らなかった。
8日の金曜日にはソウェル氏が「捜索範囲を拡大し夜から週末にかけて捜索を続ける」と述べていたが、