エヴゲーニヤさんは救急車で地元の病院に搬送され血腫を取り除く開頭手術が行われたが、間もなく死亡が確認された。
なおロープが飛び降り台と繋がっているバンジージャンプと違って、ロープジャンピングでは水平に張られたロープにジャンプする者が腹部(または腰)につける別の太いロープが繋がれる。
目撃者は「安全を確保するためのロープを木に繋ぐ前に、別のスタッフが『ジャンプOK』のゴーサインを出していた」と語っており、水平に張られているはずのロープが緩んだ状態のままエヴゲーニヤさんがジャンプした可能性が高いようだ。さらに「木に繋がれるはずだったロープを持っていたスタッフは、エヴゲーニヤさんがジャンプした勢いで引っ張られ、地面に叩きつけられた」との報告もあり、警察は運営側に問題があったとして捜査を進めている。ただし運営側の有罪が確定したとしても、最長で懲役40日にしかならないという。
エヴゲーニヤさんは14歳以下の男の子3人を育てており、2人は実子、もう1人は亡くなった親戚の息子だという。ロープジャンピングをする直前には、SNSに「人生を楽しもう」「私たちはこれから飛ぶわ」などと綴っており、このニュースには「駐車場にジャンプなんて、もっと他に場所がなかったの?」「こんな死に方はしたくない」「私は絶対にやらないスポーツ」「残された子供たちがかわいそう」「危険を承知でジャンプしたのよね?」「運営側はもっと慎重になるべき」「防ぐことができた事故」「罰が軽すぎ」といったコメントがあがっている。
ちなみに今年7月にはコロンビアで、25歳の女性が45メートル超の橋の上からジャンプして死亡した。女性は命綱となるロープの装着をしていなかった。
画像は『New York Post 2021年10月11日付「Mom leaps 82 feet to her death in freak ‘rope free flying’ accident」(e-karaganda.kz/east2west news)(Yevgenia Leontyeva/east2west new)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)