今月27日午後、飼育していたペットのイグアナが脱走してしまったという話題がイギリスより届いた。飼い主はパニックに陥ったが、当のイグアナは気持ちの良い天気の中で屋根に登って日光浴を存分に楽しんでいたそうで、救助を行った関係者は「イグアナの救助は初めてだよ」と驚いたという。『Kent Online』などが伝えた。
脱走したのは、英ケント州南東部の港町フォークストーン在住の男性がペットとして可愛がっているイグアナだ。“ロニー(Ronnie)”という名前のこのイグアナは、飼い主の家の窓から逃げ出してしまったという。
ロニーは近くのパブ「The Ship Inn」までやってくると、壁を伝って屋根の上に登ってしまった。飼い主は愛するロニーが二度と自分のところに帰ってこないかもしれないと考え、パニックに陥っていたそうだ。
しかし当のロニーは屋根の上に腰を落ち着けると、気持ち良く晴れた天気の下で日光浴を満喫していた。
イグアナは熱帯性の動物であり、ペットとして飼育する場合には爬虫類用に作られたUV-B電球などで紫外線を照射する必要がある。一日10~12時間程度はこの光を使って日光浴をするのが理想とされている。
おそらく飼い主も自宅でこうした環境を作っていたはずだが、晴れ渡る空を見たロニーは自然の太陽光を浴びたくなってしまったのかもしれない。
高い屋根の上に登ってしまったロニーを自分ではどうすることもできなかった飼い主は、