イギリスで臓器が体外に飛び出た状態でこの世に生を受けた女児が、手術によって無事普通の子のような生活が送れるようになった。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
2018年6月6日のこと、英ケンブリッジのアデンブルックス病院でローレル・フィザクレアちゃん(Laurel Phizacklea)が元気なうぶ声をあげて誕生した。しかしローレルちゃんは胃、肝臓、腸が体外に飛び出ている「臍帯ヘルニア」を患った状態でこの世に生を受けた。
この靭帯ヘルニアは一般社団法人「日本小児外科学会」によると、母親のお腹の中にいる胎児の腹部に穴ができてしまい、そこから出た胃や腸、肝臓といった臓器がへその緒(臍帯)を通じて体外に出てしまう病気とのことだ。
実はローレルちゃんの母親ケリーさん(Kelly、31)と父親ショーンさん(Sean、35)は、ケリーさんが妊娠して12週目の検査の時にローレルちゃんの脊髄に奇形があることが判明して医師から中絶を勧められていた。ケリーさんは当時のことをこのように振り返っている。
「中絶を勧められた時、医師から言われた言葉を信じることができませんでした。周りのみんなは『大丈夫だよ。また産めるから』と言っていたのですが、私はローレル以外の赤ちゃんは考えられませんでした。本当にお腹の子を愛していたし、『この子のためならできる限りのことを何でもしよう』と思っていました。」
帝王切開でローレルちゃんを出産したケリーさんは、うぶ声を聞いた時に安堵でいっぱいになりショーンさんと一緒に大泣きしたそうだ。しかしローレルちゃんは生まれてすぐに人工呼吸器を装着され、