先月26日から今月3日にかけてアメリカで開催されたジュニアオリンピック選手権AWD(障害を持つアスリート)部門における「アーティスティックスイミング(国際水泳連盟が2018年4月1日より“シンクロナイズドスイミング”から呼び方を変更)」への出場権を掴み取った。
ジュニアオリンピック選手権はアメリカのアーティスティックスイミング協会が毎年開催する最大規模の大会で、地方大会で予選を通過した約1000人が集まる大会だ。
ナタリエちゃんはソロで出場し、ディズニー映画『モアナと伝説の海』の挿入歌“どこまでも ~How Far I’ll Go~”の楽曲に乗せて演技を披露した。
ナタリエちゃんの演技を撮影した映像には、演技開始直前にプールサイドでポーズを決めて待機するナタリエちゃんが映る。そして音楽が始まると演技を開始し、プールへ飛び込んだ。
音楽に合わせて大きく腕や脚を動かし自由に泳ぐナタリエちゃんの演技を見て、会場は大きな歓声に包まれる。地上では見ることのできない、輝かしいナタリエちゃんの姿がそこにあった。
この映像を見た人からは、「本当に強い子だね。涙が出ちゃう」「思わず息を呑む演技だね」「ナタリエちゃんの姿に刺激をもらえたよ」「選曲も完璧だ」とコメントが多数届いており、多くの人が心を打たれたようだ。
今大会で見事金メダルを獲得したナタリエちゃんの父親であるジョー・ニューマンさん(Joe Newman)は「ナタリエは陸上では夢にも思わなかったことを、水の中ではできるのです。ナタリエの心は折れていません」と娘の雄姿を誇った。
また、ナタリエちゃんの介護者であるティーナ・ボールズさん(Teena Bowles)は「ナタリエは本当に素晴らしいです。いつかアーティスティックスイミングがパラリンピックの種目に登録されるその日まで、私は彼女と一緒に頑張ります!」とコメントしている。
画像は『USA Artistic Swimming 2021年7月6日付Instagram「If you need a little inspiration to start your week」』『USA Artistic Swimming 2021年6月28日付Facebook「No shortage of smiles at our Junior Olympic Championship」』『Teena Bowles 2021年7月6日付Facebook「Thank you all! She is amazing.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)