このほどカナダの農場にて真夜中に生まれたばかりの仔馬が、息ができずに苦しんでいた。その姿を発見した犬は助けを求めるため一目散に寝ていた飼い主のもとへ走り、叩き起こしたという。何があったのかと驚きながらも外へ走る愛犬を追いかけた飼い主は、仔馬の緊急事態に気がつくとすぐに対処した。現在、仔馬は元気に走り回るほどに回復したという。『The Western Journal』などが伝えた。
カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州タッペン在住のマリー・ハーレーさん(Marie Hurley)は、農場「Hillbilly Haven」を経営して馬などの動物を飼育している。先月24日、真夜中の午前1時50分にベッドで寝ていたマリーさんは愛犬でボーアボールという犬種の“トフィー(Toffee)”に突然叩き起こされた。
マリーさんは「トフィーは鼻で私を強く突き、とても真剣な様子で大きく『ワンッ』と吠えていました。私がベッドから飛び起きるのを確認すると、トフィーは階段を降りて庭へ飛び出していったのです」と当時を振り返る。
トフィーに導かれるまま農場の方へ向かうと、驚いたことに所有する馬の1頭が出産していたという。
「生まれたばかりの仔馬が、いびきのような酷い音を立てていました。あまりに酷い音だったので確認すると、羊膜が破れていなかったのです。羊膜に包まれたまま生まれた仔馬は膜が鼻にくっついてしまって息ができず、窒息しかけていました。」
トフィーは馬の出産に気付き、さらには生まれた仔馬が命の危機に陥っていたことを察し、