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writer : ac

【海外発!Breaking News】6歳でマリファナ、12歳で覚せい剤、壮絶人生を送った48歳女性のビフォーアフター(米)<動画あり>

これが人生の転機になった。ジニーさんは「これを機会に絶対に人生をやり直してみせる」と決意し、薬物乱用により犯罪を起こした人のための特別なドラッグコート(裁判所)のプログラムへの参加を願い出た。そして裁判官らの監視のもと薬物依存の治療や教育を受け、一切の薬物から足を洗った。

こうして再生を誓ったジニーさんは、地元でボランティア活動を始め、カトリック教会でホームレスや薬物依存者をサポートする仕事を5年間勤めると、ワシントン州シアトルのコミュニティカレッジ(2年制大学)に入学した。

ジニーさんは「クラスの中では一番年上だったし、かなり大変だった」と笑うが、40歳を過ぎて初めて学ぶことへの喜びを見出し「自分もやればできる」と実感できるようになったという。そしてその後、成績優秀者に与えられる奨学金を利用して同州のワシントン大学に編入。政治学を専攻し、48歳で学位を取得した。

なおジニーさんは卒業後、自身のFacebookに薬物依存で逮捕された2005年のマグショットと卒業式の時の写真を並べて投稿している。

2枚の写真はまるで別人だが、ジニーさんは「人生のどん底にいた私に手を差し伸べてくれた人たちにはとても感謝しているわ。そして私は48歳で大学を卒業したことを心から誇りに思っている。信じられないくらいにね」と述べると、このように続けた。

「何度も途中でやめようと思ったし、楽な道を選ぶこともできた。でも私はあえて困難な道を選び、『努力すればなんだってできる』ということを学んだの。」

「今になって昔の写真を見ると『あの頃の自分は間違っていた』と思う。だから大学卒業時の写真を見ると涙が出てくるのよ。だって私は本当に頑張ったから。」

「ただ私はこの7年間で、20人以上の薬物依存者の葬式に参列してきた。依存は死と隣り合わせなの。だからこれからも学ぶことを続け、将来は刑務所の改革を行いたい。依存者には罰するだけではダメ。私は薬物依存で苦しむ人たちに、希望を与えていきたいの!」

ビフォー(2005年)アフター(卒業式)の写真(画像は『KMTR 2021年6月11日付「From 12-year-old meth addict to honors college scholar: The redemption of Ginny Burton」(King County Jail)(Photo: Ginny Burton)』のスクリーンショット)

ジニーさんは最近、薬物依存症の治療を終えた夫クリスさんと一緒にシアトルから同じ州内のロチェスターに引っ越しており、今後はワシントン大学の大学院でガバナンスを学び、修士号の取得を目指すという。

画像は『KMTR 2021年6月11日付「From 12-year-old meth addict to honors college scholar: The redemption of Ginny Burton」(Photo: Ginny Burton)(KOMO)(King County Jail)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

夫クリスさんとジニーさん(画像は『KMTR 2021年6月11日付「From 12-year-old meth addict to honors college scholar: The redemption of Ginny Burton」(Photo: Ginny Burton)』のスクリーンショット)

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