6年間の薬物の使用で総入れ歯にせざるを得なかった22歳の女性が、「TikTok」にパワフルなメッセージを発信して注目されている。「もう二度と薬物には手をださない」と語る女性の、リアルで正直な投稿を『Mirror』『Daily Star』などが伝えた。
米ミズーリ州に住むフェイス・ヒルさん(Faith Hill、22)が中枢神経刺激薬「メタンフェタミン」に手を出したのは、まだ10代半ばだった。遊びのつもりがいつしか中毒となり、薬物の売人となって生活は荒れた。フェイスさんの依存は6年にも及び、次第に笑顔が消えて激やせし、親しかった多くの友人が去っていった。
フェイスさんは薬物に溺れていた当時のことをこう振り返る。
「自分のことを常に『カッコいい』と思っていたの。でも本当は生気を失った病人だった。薬物があれば、寝る場所は路上やホテルなど横になれるところならどこでもよかった。」
「リハビリ施設では体重が増えたわ。8回入所したけど、すぐに薬物に手を出して体重が減るの。そして薬物で友達も亡くしたわ。2年前は私もやけになって命を断とうとした。」
「薬物を止めようと思ったのは、男きょうだいを亡くした後だった。私の家族はいつも『フェイスは今どこで、何をしているのかしら? 生きているのかしら?』と心配していたわ。それなのに私は刑務所を出て、裁判所の命令でリハビリ施設に7か月入ったのにもかかわらず、再び薬物に手を出した。どん底に落ちて初めて『このままではダメになる。なんとかしなくては』と真剣に考え始めたの。そして昨年7月、長年虐待を受けていた男性と別れてから一切の薬物を断ったの。」
「でも長年の薬物の使用の代償は大きかった。私の歯はボロボロでね。昨年、全ての歯を抜いて総入れ歯にしたのよ。」
実はフェイスさん、この入れ歯デビューを機会にTikTokを始めており、