英バーミンガムで今年2月、21歳の女性が飼い犬に襲われ死亡した。飼い犬は女性の男きょうだいが4か月前「精神的な支えになれば」と贈ったサポート犬で、遺体の第一発見者はきょうだいだった。悲劇的なニュースを『Birmingham Mail』『London Evening Standard』などが伝えた。
英バーミンガムのキッツグリーンに住むケイデン・バレットさん(Kayden Barrett)の自宅で2月5日、キーラ・ラドローさん(Keira Ladlow、21)がスタッフォードシャー・ブル・テリアのミックス犬“グッチ(Gucci)”に襲われ死亡した。
キーラさんは感情が不安定で衝動的な行動が目立ち、激しい怒りや不安、空虚感に襲われる「情緒不安定性パーソナリティ障害」に苦しんでおり、事故当時はきょうだいのケイデンさんと一緒に暮らしていた。
事故から4か月が経った今月3日、バーミンガムの検死官裁判所で死因審問が行われ、事故当時の様子が明らかにされた。
それによると、すでに息絶えていたキーラさんを発見したのは仕事から帰宅したばかりのケイデンさんで、午後2時頃のことだった。キーラさんは居間でうつ伏せになって倒れており、部屋の隅にはグッチが小さくなってうずくまっていた。
グッチは昨年10月、ケイデンさんがパーソナリティ障害を抱えるキーラさんに贈った保護犬で、以前の飼い主はグッチが他の犬を噛んだため手放していた。
ケイデンさんは審問で、