中国では今月1日~5日が労働節(メーデー)に伴う大型連休だったこともあり、各地で観光客など多くの人出で賑わった。ところがこの期間に観光名所の遺跡や保護されている植物などが破壊されたり落書きされるなど、観光客のマナーの悪さが浮き彫りになったようだ。『South China Morning Post』などが伝えている。
今月6日に『South China Morning Post』が「労働節の連休中に西安や少林寺を訪れた観光客の行儀の悪さに恥ずかしい思いをする中国」と題し、観光客のマナーについて報じた内容が人々の関心を集めている。
これまでにも中国人観光客のマナーの悪さについて中国国内だけでなく海外でも報じられ、ここ数年は中国政府も旅行者のマナー向上を目指してきた。これにより訪日中国人観光客のマナーも幾分改善されているようだが、中国国内ではまだまだ改善する必要があるようだ。
同メディアによると、河南省にある少林寺の竹林を訪れた家族連れの男性が竹に登り、子供たちにも登るよう促している様子を撮影した動画がSNSで拡散されて人々の怒りを買っているという。
動画の中で男性は、他の観光客に「なぜ竹に登りたいのか?」と聞かれて「故郷では木登りして育ったからさー、まあ体を鍛えるためだよね」と悪びれる様子もなく語っていた。
連休が終わった後の竹林には、無残にも折れ曲がった竹がいくつもあったそうだ。またそれだけでなく、