今月16日に開園した上海ディズニーランド。オープン後初の週末を迎えたが、「野蛮なふるまいは改善の余地あり」と地元メディアは辛口のコメントを出し人々にマナーの徹底を訴えた。『shanghaiist.com』が伝えている。
6週間もの試験期間を経て、今月16日に華やかにオープンした上海ディズニーランド。中国政府は公式オープンにあたってエチケットブックを作成し、「上海ディズニーランドで絶対に避けたいこと」として以下の6つのマナーを守るように注意を促していた。
・ゴミを散らかさない
・落書きをしない
・花や木を傷つけない
・芝生に横たわらない
・割り込みをしない
・野蛮な行動は慎む
しかしながら、初めての週末を迎えた園内の様子は惨憺たるものだったようだ。ゴミの散乱、喫煙、ゴミ箱や柱に上ってのパレード鑑賞、草むらでの排便など目を覆うばかりの惨状をメディアは写真つきで伝えており、人々のマナーにはまだまだ改善の余地があると辛口のコメントを残している。
香港メディア『Apple Daily』は草むらで用を足す人があとを絶たないことの理由のひとつに、上海ディズニーランドではビジター4500人に1人の割合でしかトイレが設置されておらず、香港ディズニーランドの1500人に1人の割合よりもかなり少ないことを挙げている。そんな排便の様子が撮影されると、SNSであっという間に拡散されてしまうのだ。
運営サイドもあの手この手でマナー違反を取り締まっているようだが、エチケットブックに示されている最低のルールを守れないようではディズニーの魔法も長続きしないであろう。
出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)