海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】15年間一度も出勤しなかった男、不正に支払われた給料は総額7千万円以上に(伊)

その金額は合計で538,000ユーロ(約7千万円)に達していた。そんなサルバトーレは今後、職権乱用や偽造、加重恐喝など多くの罪に問われる可能性があるという。

今回の件について、弁護士のルカ・デ・ムンダさん(Luca de Munda)は「サルバトーレとまだ詳しい話し合いをしていませんが、本人は『今回の件はとても複雑で、まだ初期の段階なのでコメントを出すには早すぎる』と話しています」と明かした。

サルバトーレは欠勤している間、ほとんどの時間を自宅でリラックスして過ごしていたと言い、近所の人や友人には「仕事を辞めた」と伝えていたそうだ。

なお今回、罪に問われたのはサルバトーレだけではなかった。6人の管理職がサルバトーレの欠勤を助長したとして、現在も調査が続けられている。

同病院の最高責任者であるフランチェスコ・プロコーピオさん(Francesco Procopio)は、今回の件についてこのように語った。

「報道された内容は容認しがたいものです。近年、私たちは欠勤を減らすための対策に取り組んでいました。しかし奇妙なことに、管理している勤務者情報の中にサルバトーレの名前が無かったのです。」

「病院の職員は、新型コロナウイルスやその他の病気と毎日闘っています。サルバトーレの行いはそうした人を侮辱する、大変無礼な行為だと思いますね。」

ちなみに警察による別件の調査で、ある公的機関でタイムカードに打刻する場所を監視カメラで撮影したところ、35人が他人に打刻させたりして勤務時間を偽造していたという。本人たちはその間に買い物やゲームに興じていたとの情報もあがっている。

画像は『HRD America 2021年4月23日付「‘King of absentees’ still earned after skipping work for 15 years」』『Teller Report 2021年4月22日付「The “King of Absentees” … an Italian who has been absent from work for 15 years」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

2016年には公的機関でも欠勤が横行していたことが発覚(画像は『Teller Report 2021年4月22日付「The “King of Absentees” ... an Italian who has been absent from work for 15 years」』のスクリーンショット)

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