ナイキが米ポートランドにあるドーレンベッカー小児科病院への寄付を目的に“グラミー賞で着用した靴”と銘打って売却された。そして今回、所有していた靴コレクターのライアン・チャン氏が、サザビーズのプライベートセールに出品したという。
ナイキがアスリート以外の人物とコラボレーションしたのは、カニエが初めてだ。スニーカーはソフトなブラックレザーを使用し、「イージー(Yeezy)」の頭文字“Y”が刻まれたピンクのメダルが付いている。
試作モデル発表後、2009年には「エアイージー1」が、2012年には「エアイージー2」が限定発売された。2013年、カニエはスニーカーによる収益の取り分が不十分だとして、ナイキとのパートナーシップを終了。翌年にはアディダスとの提携を開始している。
ナイキの「エアイージー1」と「エアイージー2」は、カニエが展開するファッションブランド「イージー」の軌跡を築いたものであり、現在コレクターが最も注目するスニーカーのひとつとなった。
画像2、3枚目は『Sotheby’s 2021年4月26日付Instagram「World Record: This pair of Kanye West ‘Grammy Worn’ Nike Air Yeezy 1 Prototypes from 2008 sold for a record-breaking $1.8 million today, acquired by sneaker investing platform @raresapp via private sale.」、2021年4月12日付Instagram「Dropping today: Kanye West ‘Grammy Worn’ Nike Air Yeezy 1 Prototypes, the iconic sneakers worn during the artist’s memorable and emotional performance of ‘Hey Mama’ and ‘Stronger’ at the 50th Annual Grammy Awards in 2008.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)