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writer : maki

【エンタがビタミン♪】マツコがあいみょん、ユーミンをズバリ分析 「電車で聴いて号泣した」歌姫も明かす

あいみょんもまたシャーマン系として有望で「このままだとバケモノになりますよ!」と予感していた。その言葉に視聴者からTwitter上で「シャーマン系あいみょん ハスキーでありながら儚さを感じる歌声 若くしてシャーマンの域に達している歌姫」、「マツコさんにバケモノになるって言われたみょんちゃんすげー」などの反響があった。マツコとあいみょんと言えば、2018年12月にGoogleアプリのCM『今年のヒット曲が知りたい篇』でマツコが「2018年のヒット曲」と検索して『マリーゴールド』のミュージックビデオを見つける映像が思い出される。

ニット帽をかぶったあいみょん(画像は『aimyon 2021年3月22日付Instagram』のスクリーンショット)

シャーマン系の重鎮・ユーミンは「歌声×歌詞の相乗効果」のテーマでも取り上げられ、マツコたちは荒井由実名義によるラストシングル曲『翳りゆく部屋』(1976年)を改めて聴いた。「最後の歌詞が絶望を描きながら希望を感じる」と解説があるなか、森山が「もしかしたら14歳の時だったから書けたのかも知れない、アクロバティックな歌詞」と評したところ、マツコが「10代の頃の方がユーミンの歌詞ってすごい哲学的。ユーミンって途中からなんていうか経済を抱えながら歌い始めて、松任谷由実というかユーミンが全く意味の違うものになっていった。バブルを背負う以前のユーミンってすごいよね」と持論を話した。音楽を作るうえで社会的な影響を受けたことをダイレクトに指摘した分析に、森山も「そうですね、日本の経済を支えてましたからね」とうなずいていた。

マツコとユーミンは2018年4月に同番組の「ユーミンの世界」で共演しており、プライベートでも2人で食事をしたという。ユーミンの人柄まで惚れ込んでリスペクトするマツコだからこそ、今回「途中から経済を抱えながら歌い始めた。バブルを背負う以前のユーミンってすごい」と突き詰めた内容に言及できたのではないか。

そんななか「癒し効果がある歌姫」のテーマで取り上げた手嶌葵の楽曲『明日への手紙』(2016年)について、森山が「マイナスイオンを感じる歌声なので、都会のけん騒を感じる通勤電車の中で聴くとギャップが分かりやすい」と解説した時のことだ。マツコがおもむろに「昔、電車で通勤していた時に…」と切り出した。マツコが電車の中でイヤホンで音楽を聴いていたところ、当時デビューしたばかりの元ちとせが歌う『ワダツミの木』(2002年)が「不意打ちで流れてきて。私、号泣し出して、恥ずかしいぐらい」だったという。マツコは2019年1月に『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)でも同じエピソードを明かしており、よほど強く印象に残っているようだ。

ちなみに鹿児島県奄美大島出身の元ちとせは今や同郷の歌手が憧れる存在となったが、先月16日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で珍しくバラエティに出演して「奄美大島では喜怒哀楽の感情を全て『ハゲ』という言葉で表現する」と方言を披露した。バイきんぐ・小峠英二が試しに「こんにちは」と挨拶したところ元ちとせが「ハゲ~」と返したので、頭がつるつるな小峠が「とんでもねえ町ですね!」とツッコんで笑いを誘ったものである。そのようにユーモアのある元ちとせのイメージを、通勤電車で号泣した当時のマツコ・デラックスが知る由もない。

画像2、3枚目は『aimyon 2021年3月22日付Instagram』『HajimeChitose.official 2021年2月16日付Instagram「おはようございます」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

元ちとせ『踊る!さんま御殿!!』で着た大島紬(画像は『HajimeChitose.official 2021年2月16日付Instagram「おはようございます」』のスクリーンショット)

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