先月、実父宛ての手紙を無断公開した英紙『Mail on Sunday』の親会社「Associated Newspapers」に勝訴したことが伝えられたメーガン妃。同社に対し訴訟費用として150万ポンド(約2億2400万円)の支払いを要求していたメーガン妃だったが、英高等法院マーク・ワービー判事は現地時間2日、賠償金として同社に45万ポンド(約6700万円)の仮払いを命じた。
2019年秋から、実父トーマス・マークルさんに宛てた私的な手紙を無断で公開したとして、英紙『Mail on Sunday』の親会社「Associated Newspapers」を相手取り、個人情報の不正使用、著作権侵害、データ保護法違反の疑いで訴訟を起こしていたメーガン妃。
2月には英高等法院のマーク・ワービー判事が、メーガン妃には実父宛ての私的な手紙が公開されることはないという理にかなった予測があったが、「Associated Newspapers」がその予測を裏切る形で記事として公開したことは「プライバシーの侵害にあたる」と認め、メーガン妃の勝訴が大きく報じられた。妃はのちに「(今回の件が)誰かのプライバシーを悪用し、搾取することはできないという法的先例になれば」と声明を発表していた。
そしてワービー判事は英時間2日、「Associated Newspapers」に対し、メーガン妃の訴訟費用約150万ポンド(約2億2400万円)の90%を支払うよう命令、暫定的金額として45万ポンド(約6700万円)の仮払いを命じた。「Associated Newspapers」は150万ポンドという金額に「度を超えている」と主張したが判事は同社の上訴を却下、さらに最終的な賠償金額は今回の暫定額を大幅に上回る可能性がある―と伝えた。
メーガン妃は当初、訴訟費用のおよそ半分にあたる75万ポンド(約1億1200万円)の14日以内の支払いと、『Mail on Sunday』第1面や『Mail Online』ウェブサイト上での妃の勝訴を伝える文面の掲載、実父宛ての手紙の全コピーの返却、また手紙にまつわるメモなど一切のデータ破棄を求めていたが、