ヘンリー王子・メーガン妃夫妻が、今後は英国のタブロイド4紙とのコミュニケーションを一切断ち、記事に関しての協力もしないとの声明文を各紙に送った。英編集者協会は「明らかに英国のメディアを弱体化させようとしている」とコメントしている。
英時間19日夜、現在ロサンゼルスに住むヘンリー王子・メーガン妃夫妻から、英タブロイド紙宛てに声明文が届いた。受け取ったのは、英大手大衆紙『The Sun』『The Daily Mail』『The Express』『The Mirror』の4紙だ。メディアとの関係について新しい方針を伝える声明文には、次のような言葉が記されていた。
「今後、事実関係の確証はしない。貢献は一切無しとする。」
ヘンリー王子夫妻からの声明文は、“サセックス・ロイヤル”名義で届けられた。夫妻は今もサセックスの名を使用することは禁止されていないが、新たに「Archewell(アーチウェル)」という非営利組織を立ち上げる予定で、名前はすでに商標登録申請済みだ。
今年初めに英王室を離脱すると発表した夫妻は、“ロイヤル・ロタ(Royal Rota)”と呼ばれる王室の長年の制度の縛りから解放され、独自のメディア対応を行うと約束した。ロイヤル・ロタとは、新聞や報道局の代表が王室の行事に平等に参加し、記事や写真を公開できるシステムだ。
夫妻がタブロイド紙に協力をしないと宣言したことにより、彼らの広報チームは4紙から電話があった場合、事実関係の確認などに答える必要がなくなる。この広報担当者によって書かれた声明文には、