パンデミックの影響により職を失ってしまったイギリスの男性が、ロックダウン中に新ビジネスを始めたところ大当たりし、多い日で1日170万円を売り上げたという。もともと「独立して新しいビジネスを始めてみたい」と思っていた男性はステイホームを大きなチャンスと捉え、見事に大成功させた。今回のビジネスの詳細や過去の経験などについて、男性は『LADbible』などに語った。
英ロンドン東部ラムフォードのヘアサロンで店長として働いていたベン・ガリバーさん(Ben Gulliver、20)は、ロックダウンの影響により店が一時的に閉店し、仕事が無くなってしまった。突然多くの時間を手にしたベンさんは、かねてからビジネスを始めてみたいと思っていたようで、今回のことをきっかけに準備を進めた。
「まずはYouTubeを見て、どんなビジネスを始められるか調べたんだ。ロックダウン中に多くの人が必要とするものは何か、何を売るのがベストかなど考えていたね。それで、何か問題を解決できるものがいいなと思ったんだ。」
そう明かすベンさんは、ロックダウンの影響で歯科医院が一時利用できなくなってしまったことに目を付け、デンタルグッズを販売することにした。
早速ベンさんは中国から電動歯ブラシや、ホワイトニング剤などを買い付けると、昨年の4月から販売を始めた。するとこれが飛ぶように売れ、多い日で12,000ポンド(約173万円)も売り上げた。道具は携帯電話とノートパソコンのみを使用し、Amazonを介してアメリカやアフリカ、アジアなどグローバルにビジネスを展開したという。
ベンさんは「このビジネスは、昨年10月に5桁の金額でアメリカの会社に売ったよ。それで今度はジムが閉まっていて自宅で運動している人が多かったから、エクササイズ用具を売ることにしたんだ」と、すぐに次の行動に移した。
在庫の管理には実家のガレージを利用していたという。「控えめに言っても、両親はとても協力的だったよ。迷惑だと思っているだろうけどね」と話すベンさんは、