イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達・番外編】米ジャズピアノの巨匠チック・コリアが79歳で死去 ミュージシャン達が追悼メッセージを公開

米ジャズピアニストで作曲家のチック・コリアが現地時間9日、79歳でこの世を去った。つい最近、希少がんが見つかったという。キャリアを通して23回のグラミー賞を受賞、ノミネートは67回というジャズ界の巨匠の訃報を受け、SNSではミュージシャン達が追悼メッセージを送った。

チック・コリアの公式SNSは現地時間11日に声明を発表し、「チック・コリアが現地時間9日、つい最近発見された希少がんのために79歳で亡くなりました」と伝えるとともに、チック本人からのメッセージを添えた。

「私の旅路で、音楽の火を明るく燃やし続けることを助けてくれた全ての人々に感謝したい。演奏、作曲、パフォーマンスをしたいと感じている人には、ぜひそうして欲しいと願う。自分のためでないなら、僕らのためにね。世界が多くのアーティストを必要としているだけではない。本当に楽しいことなんだよ。」

チックは1941年6月に米マサチューセッツ州で生まれ、4歳でピアノの勉強を始めた。1960年代からスタン・ゲッツやブルー・ミッチェルなどのサイドマンとして演奏活動をスタート、1960年代後半にはマイルス・デイヴィスの『イン・ア・サイレント・ウェイ』『ビッチェズ・ブリュー』を含む複数のアルバムに参加し、1970年にはマイルスと共にワイト島フェスティバルに出演した。

マイルス・デイヴィスとチック・コリア(画像は『Chick Corea 2020年3月11日付Instagram「THROWBACK: When I joined Miles Davis’ band in 1968, I asked Miles, “Is there going to be a rehearsal?”.」』のスクリーンショット)

1971年にはフュージョンバンドの草分けとなるバンド「リターン・トゥ・フォーエヴァー」を結成。ジャズのスタンダードとなった『500マイルズ・ハイ』『スペイン』などを作曲し、後にジャズロックバンドとしての地位も確立した。

その後も前衛的なバンド「サークル」、「チック・コリア・エレクトリック・バンド」の結成や、

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