現地時間23日、米大物司会者ラリー・キング氏が87歳で他界した。キング氏は米CNNのトーク番組『ラリー・キング・ライブ(Larry King Live)』の司会を25年以上務めたほか、デジタルメディアやラジオ出演、俳優、コラムニストなど多方面で活躍。巧みな話術から“トークの帝王”“マイクの名匠”とも呼ばれていた。『ラリー・キング・ライブ』の後継番組を3年間続けたピアース・モーガンは自身のツイッターで追悼したが、その内容が「侮辱的だ」と物議を醸している。
ラリー・キング氏が設立した「オラ・メディア」は現地時間23日、キング氏が米ロサンゼルス市内の病院で死去したと伝えた。87歳だった。死因は明らかにされていないが、キング氏は今月初めに新型コロナウイルス感染症で入院していたと報じられている。
1933年にニューヨーク市で生まれたキング氏は1970年代にラジオ番組で活躍、1985年から米CNNのトーク番組『ラリー・キング・ライブ』をスタートし同局のスターとなった。キング氏は2010年に番組降板を発表、後継番組に英ジャーナリストのピアース・モーガンが起用されたが、キング氏はモーガンの司会を「自分のことを話しすぎる」と批判していた。
キング氏はその後もデジタルメディアやラジオ出演のほか俳優やコラムニストとしても活躍、63年間にわたるキャリアでマーティン・ルーサー・キング牧師、 南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領、女優エリザベス・テイラーなど世界の政治家や著名人5万人以上にインタビューを行った。
私生活では7人の女性と結婚、うち1人の女性とは2回結婚しており、合計で8回結婚している。子供は5人授かったが、うち2人は心臓発作と肺がんにより昨年亡くなった。
『ラリー・キング・ライブ』の後継番組を3年間続けた後、現在は英番組『グッド・モーニング・ブリテン(Good Morning Britain)』の司会を務めるピアース・モーガンは、