イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達・番外編】「4人目のビースティ・ボーイズ」と呼ばれた写真家リッキー・パウエルが死去

リッキーはヒップホップ・レーベル「Def Jam Recordings」で活動の機会を得ることになる。ビースティ・ボーイズを被写体にした写真は最も有名となり、彼らの楽曲『(You Gotta) Fight for Your Right(To Party!)』へのカメオ出演や『Car Thief』のリリックに名前が登場、「4人目のビースティ・ボーイズ」と呼ばれるようになった。

1986年、リッキー初の公式「ビースティ・ボーイズ」のショット(画像は『Ricky Powell 2020年9月15日付Instagram 「..tbt.. May 1986..」』のスクリーンショット)

キャリアを通してパブリック・エネミーやLL・クール・Jマドンナ、ソフィア・コッポラ、アンディ・ウォーホル、キース・ヘリング、ジャン=ミシェル・バスキアなど多くの著名人を撮影。ニューヨークのストリートシーンに影響を与えたアーティストや著名人を被写体に、多くの作品を世に送り出した。2020年にはドキュメンタリー『Ricky Powell: The Individualist』が公開されている。

リッキーはニューヨークのストリートを拠点に、多くの著名人を撮影した(画像は『Ricky Powell 2020年11月27日付Instagram「...freaknoid*friday..」』のスクリーンショット)

リッキーの訃報を受け、「ランDMC」のレヴ・ランは「RIPリッキー・パウエル。ランDMCの素晴らしい写真を撮った、いい奴だった」とコメント。LL・クール・Jが「君は文化を捉えた。安らかに眠ってくれ」とツイートしたほか、QティップやDJプレミアなどが追悼メッセージを公開した。

パブリック・エネミーのチャックDは、リッキーと“クライド”の愛称で知られる米バスケットボール選手ウォルト・フレイジャーのツーショットを公開し、このように想いを綴っている。

「クライド・フレイジャーの右隣にいるリッキーは、典型的なニューヨーカーだ。アイコニックなBボーイで、写真家としてニューヨークの素晴らしい瞬間と形態を捉えた。彼は持って生まれた気楽さで、ニューヨークのカッコよさを撮影していた。“swag(かっこいい)”という流行語が生まれるずっと前にだ。」

画像は『Ricky Powell 2020年11月11日付Instagram「..ayay… hiow are ya..?」、2020年9月15日付Instagram 「..tbt.. May 1986..」、2020年11月27日付Instagram「…freaknoid*friday..」』『Chuck D 2021年2月2日付Twitter「#RestInBeats」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

チャックDが公開したクライド・フレイジャーとリッキー(右)の2ショット(画像は『Chuck D 2021年2月2日付Twitter「#RestInBeats」』のスクリーンショット)

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