オランダ在住の23歳の女性がある朝、街を歩いていて突然の腹痛に襲われ、駆け込んだ歯科医院で出産した。女性は妊娠に全く気付いておらず、お腹も膨らまず生理もあったという。『7NEWS.com.au』などが伝えている。
オランダのヘルダーラント州ヴェルプに住むジェシカ・アルデリングさん(Jessica Aldering、23)は昨年、長男(3)を保育園に連れて行った帰りに立っていられないほどの腹痛に襲われた。
その日は天候が悪く、ジェシカさんは少し前に足を滑らせて転倒しており、「打ち所が悪かったのかしら」と道端でうずくまった。
ちょうどそこを通りかかったのが2人の警察官で、動けないでいるジェシカさんをすぐ近くにあった歯科医院へと連れて行った。
3人はスタッフに手術室に案内され、救急車が来るまで休むように言われたのだが、ジェシカさんはそこで初めて、自分の身に何が起きているのかを悟った。
ジェシカさんは「私のお腹は真っ平だったし、生理もあったのでまさかとは思ったのですが、自分が妊娠していることに気付いたのです。そのことを警察官2人に伝え、椅子に座ろうと身体を載せた瞬間、赤ちゃんがするりと出てきたのです」と当時を振り返る。
警察官のヴァン・デューレンさん(Van Duuren、39)は「赤ちゃんが産まれたのはあっという間のことで、私はグローブを付ける時間もなく、椅子から転げ落ちる赤ちゃんをキャッチするので精一杯でした」と明かし、