ポテトチップスの袋の音に異常に敏感だったペットのオウムは、自ら袋を開けて食べてしまうほど大のポテチ好きだった。このオウムの体重は平均より約1.5倍もあり、重すぎて飛ぶこともできなかった。しかしポテチを禁止すると体重はするりと落ち、再び飛ぶことができるようになったという。『Metro』などが伝えている。
昨年3月、英国動物虐待防止協会(RSPCA)サフォーク州北部ノーフォーク支部に1羽のオウムが持ち込まれた。“バッド(Bud、22)”と名付けられたそのオウムは、パンデミックの影響で飼育することが不可能となった飼い主によってRSPCAに手渡された。
同支部で働くクロエ・ショートゥンさん(Chloe Shorten、27)は、バッドを受け入れた当時の状況を次のように明かしている。
「オウムは頭の良い鳥で、専門的なケアが必要となります。しかしバッドが持ち込まれた時、私達の支部はすでに手一杯だったのです。しかもバッドの体重は620gで本来の体重より200gも重く、太り過ぎていて飛ぼうとするとすぐに床に落ちてしまっていました。」
「バッドは大のポテトチップス好きで、4マイル(約6.4キロ)離れていてもポテチの袋の音を聞きつけるほど耳が良いのです。ポテチを見つけ出すと、自分で開けて食べてしまいます。体重過多の原因は明らかでしたね。」
当初、支部内でバッドの世話をしていたクロエさんだったが、忙しい支部の状況もあってバッドをペットとして迎え入れることを夫ジェイソンさん(Jason)と決めたという。
本来の体重より1.5倍もある“肥満体”を改善するため、