最愛の娘を亡くした母親が、生前明るくいたずらっ子だった娘が中指を立てている写真を墓石に飾った。一番娘らしい写真を飾りたいという思いからの行動だったが、市から「不適切だというクレームが入ったので変えてください」と言われてしまったという。これに対して母親は「気に入らないなら見なければいいじゃない」と怒りを露わにしている。『The Sun』などが伝えた。
スコットランド北東部にあるアバディーン市在住のレイチェル・カールさん(Rachael Carle、32)の娘ケイラさん(Kayla、13)は昨年、インフルエンザに罹患し昏睡状態に陥ったが奇跡的に意識を取り戻した。しかし車椅子が生活に欠かせなくなり、肺が傷ついて酸素吸入も必要になった。そして数か月後、今度は別のウイルスに感染して嚢胞性線維症を発症し、今年の2月に息を引き取った。
最愛の娘を亡くし悲しみに暮れていたレイチェルさんは、同市のヘーズルヘッド墓地にケイラさんのお墓を立てた。ハート形の墓石には没年月日や「嚢胞性線維症と闘った愛する娘」などの文字が刻まれ、生前のケイラさんの写真も飾られている。
このたび問題になったのはこの写真で、ケイラさんは侮辱を表す中指を立てたポーズをしていたのだ。レイチェルさんは「ケイラは大のいたずらっ子で、このポーズが大好きでした。これはケイラの代名詞と言っても過言ではありませんし、娘らしい写真を飾りたいという強い思いがありました」と写真を飾ることになった経緯を説明している。
その後、