このほどイギリスから、墓石の上でバーベキューをする人々の話題が飛び込んできた。なんとも罰当たりなその様子を捉えた写真がSNS上で拡散され、人々の関心を集めている。英『BBC News』や『The Sun』などが伝えている。
英ウィルトシャー州のデビズにあるセント・ジョーンズ教会の墓地で先月24日、教会の礼拝が始まる数時間前にバーベキューをしている14人ほどの大人たちがいた。彼らはホームレスであったが、SNSで拡散されている写真をよく見ると、なんと故人が安らかに眠っているだろうと思われる墓石の上に簡易バーベキューセットを置きソーセージを焼いているのだ。
その墓は200年前に建てられたものとみられるが、この罰当たりなグループは「この墓は最近のものではないし、誰も足を運ぶこともない。それにバーベキューをしても墓が焼けるわけでもないし、特に無礼なこととは思っていない。これは教会の許可をとってやっていることだ」と話しているという。
しかし教会のポール・リチャードソン牧師は、「墓地に入る許可すら出していない。地元の祖先が眠る墓に侮辱的な行為をされて、とても不愉快だ」と述べている。そんな牧師の発言を知ってか知らでか、バーベキューに関わったホームレスとみられる一人の男性は「ここで暮らしているんだから、バーベキューぐらいしたっていいだろう。教会の芝生の上でやったらお咎めを受けるのはわかっているし、他にやるところがないんだよ。バーベキューはまたする予定さ」と語っているのだ。