米版『VOGUE』12月号でドレスやスカートなどフェミニンなファッションを披露し、話題を集めたハリー・スタイルズ。固定観念にとらわれることなく自由な発想でファッションを楽しむハリーの姿には賛否があがったが、ハリーの母アンさんは息子が幼少期から「ドレスアップに夢中だった」と明かし、このたびハリーと“共演”した姉のジェマさんも「誇りに思う」と弟を称賛している。
1892年12月に誕生し、まもなく創刊128周年を迎える人気ファッション誌『VOGUE』。先ごろその表紙に男性として初めて単独登場し話題をさらったのが、英出身シンガーのハリー・スタイルズだ。過去にもシースルーのブラウスや網タイツという妖美な姿でファンを悶絶させてきたハリーだが、今回も「Gucci」のドレスや「Comme des Garçons Homme Plus」のキルトスカートといったアイテムに挑戦し、中性的な魅力を余すところなく披露している。
「時々お店に行くと、女性の服を眺めながら『素晴らしいな』なんて感じている自分がいるんです。」
「洋服と戯れるのは本当に楽しい。」
ファッションに対する愛着や尊敬の念をそう表現するハリーは、「垣根を作ることは、限界を作ってしまうことと同じ」と固定観念にとらわれない自由なファッションを謳歌している。そんなハリーの姿をメディアも、“ジェンダー・フルイド”(gender-fluid、性自認が流動的であること)あるいは“ジェンダー・ニュートラル”(gender-neutral、性的に中立であること)なファッションの「先駆者」として称賛している。
しかしそんな中性的な魅力を放つハリーや男性のフェミニンさが称えられる風潮に対し、