このほど英ウェスト・サセックスのクローリーで、自閉症を患う12歳の少年が友人の悪ふざけによって有毒なドリンクを口にして一時昏睡状態に陥った。友人たちはその場に倒れた少年を放置してどこかにいってしまったといい、少年の母が度を越えた悪戯の危険性について警鐘を鳴らしている。『7NEWS.com.au』『SussexLive』などが伝えた。
10月9日の夜、自閉症を患うロニー・フィリップス君(Ronnie Phillips、12)と弟のジミー君(Jimmy、11)は母親ダニエル・ポーターさん(Danielle Porter)が寝静まった後、こっそりと家を抜け出した。
外に出た2人は年上の友人たちとつるんでいたようだ。そのうち友人が「これはアルコールだ」といってロニー君に缶飲料を手渡した。ところがこの缶飲料にはアルコールではなく何らかの有毒な液体が混入されており、知らずに口にしたロニー君はその場に倒れこんでしまったのだ。
ダニエルさん曰く「友人たちはロニーがバードロード(byrd road)に倒れこむと、ロニーと弟のジミーを放置して逃げ出し、翌朝になって警察に発見されるまで外をうろついていた」とのことだが、警察からはまだこのことは確認されていない。
またロニー君が亡くなってしまったと思ったジミー君は、兄のそばで泣き叫んで助けを求めていたといい「ジミーはこの出来事がトラウマになってしまったようだ」ともダニエルさんは話している。
2人は通りかかった女性によって発見され、ロニー君はロンドンのセイント・ジョージズ病院(St George’s)の小児集中治療室へと緊急搬送された。女性は救急隊の到着まで2人のそばに一緒についていてくれたという。
一時は薬による昏睡状態に置かれたロニー君だったが、