犬や猫などの動物アレルギーで湿疹やくしゃみが止まらないなどの症状が出る人もいるが、このほどイギリスでハムスターによるアレルギーで重度の稀な肺炎に罹患し、退院するまでに10か月かかった少年がいた。家族は当初、少年の病気の原因がハムスターだとは思いもよらなかったようだ。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
英ノーサンプトンシャー州に住むジャック・セージ君(Jack Sage、10)は、今年8月に長い入院生活から退院することができた。
ジャック君は2年前から呼吸器系の問題を抱えており、昨年10月に呼吸が著しく苦しくなったことから入院を余儀なくされた。医師は白血病を疑っていたようだが、検査したところ好酸球性肺炎と診断された。
一般的な肺炎は病原体が肺に感染して引き起こすものだが、好酸球性肺炎はアレルギー反応によって発熱やだるさ、呼吸困難などを引き起こす稀な病気で、医療系情報サイト「MSD Manual」によると場合によっては命を落とすこともあるという。
ジャック君はステロイド療法を中心にした治療により、今年1月に一旦退院した。家族にとってジャック君の退院は待ちに待った瞬間だった。特にジャック君の姉エヴィーちゃん(Evie、12)はことのほか嬉しかったようだ。
しかしジャック君は退院した数日後に容体が悪化し、再び入院することになってしまった。この時ジャック君の母親スージーさん(Suzie、52)は、