南アフリカ、ケープタウン市の一軒家の裏庭で今月26日、3歳男児がピットブルに襲われ死亡した。男児は聴覚障がいがあり、言葉を話すことができなかったという。『IOL News』『The Sun』などが伝えている。
南アフリカのケープタウン市ハノーバー・パークで26日朝、3歳のルクマーン・ジャーディン君(Luqmaan Jardien)が近所の住民が飼っているピットブルに襲われた。
聴覚障がいがある両親のもとに生まれたルクマーン君はその朝、ピットブルと一緒に自宅で遊んでおり、両親が気付かないまま庭へと引きずり出された。
ルクマーン君が襲われているのに気付いたのは、叔父のダーウード・スチュワートさん(Dawood Stuart)と一緒にいた女性で「バスルームの窓から庭を見たら、ピットブルがルクマーンの首に何度も噛みついているのが見えました。急いでダーウードに知らせ、彼は慌てて庭へと向かったのです」と明かしている。
ダーウードさんは、ルクマーン君の壮絶な救助の様子を次のように振り返った。
「ピットブルはルクマーンの首に噛みついたまま放そうとしませんでした。私はなんとかルクマーンを引き離しましたが、興奮したピットブルは攻撃を止めず私にも噛みついてきました。やっとのことで家のドアのところまで来ましたが、ピットブルは再びルクマーンを攻撃したのです。私は中にいる親類の力を借りて家のドアを思いきり閉め、ピットブルは頭をドアに挟まれるとそのまま窒息死しました。」
ルクマーン君はダーウードさんの腕の中でまだ息をしていたというが、