ケイティとジョーイが直前になって取りやめていた。ケイトリンちゃんの死という最悪の事態を受け、養父母になるはずだった夫婦は「私たちは当時、ケイトリンちゃんを受け入れる準備が100%できていた。あの子は私たちの娘になるはずだったのに…。あの時、ケイトリンちゃんが私たちの元に来ていたら、彼女は生きていたのに…」と悔しさをにじませた。
ケイトリンちゃんは死なずにすんだかもしれない―そんなチャンスはまだあった。実は2018年に、児童家庭サービスが「自宅ではおびただしい数の猫を飼っており、衛生環境が劣悪なようだ」との報告を受けており、ケイトリンちゃんは一時的に叔母の家に預けられていた。しかしながら6日後には自宅に戻っており、その後は児童家庭サービスがケイティとジョーイのもとを訪れることはなかった。
孫を亡くしたケイティの母親は「ソーシャルワーカーは何をしていたのか」と怒りがおさまらない様子で、「もっと早く分かっていたら、私があの子を育てたのに…」と涙に暮れているという。
ちなみにこのニュースには、「2年前の時点で何の対処もしなかった児童家庭サービスにも問題がある」「シラミで貧血を起こすまで、なぜ誰も気が付かなかったのか」「防ぐことができなかったのが残念でならない」といった声があがっている。
画像は『13WMAZ.com 2020年9月28日付「‘Disrepair and filth’: Hearing sheds new light on 12-year-old Kaitlyn Yozviak’s final days」』『news.com.au 2020年10月1日付「Girl, 12, dies after severe head lice infestation causes heart attack」(Picture: Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)