南アフリカでも有数の墓石デザイナ-、レボハン・キツァネ氏(Lebogang Khitsane)の葬儀が行われた。彼の偉業を褒め称える素晴らしい追悼のはずだったが、妹の一言でつかみ合いの乱闘騒ぎとなった。『eNCA』など複数のメディアが伝えている。
レボハン・キツァネ氏は、クリエイティブな墓石を作ることで名を馳せた。13年前から墓石デザインの世界に入り、これまでにもネルソン・マンデラ氏をはじめ、サッカー選手、ボクサー、ミュージシャンなどの南アフリカ著名人にユニークな墓石を作成してきた。
かつて「スティーブ・ジョブズの墓石を作りたかった」と言っていたというキツァネ氏、そんな墓石界の巨匠が腎不全で8月27日に亡くなった。
子供たちは「無償の愛をありがとう。いつも太陽のようでした。温かく元気で、とても安らぎのある人でした」と父親への感謝を述べ、友人らも「彼は素晴らしい男だった」「葬式のトレンドを作った偉大な男」と悼まれ、子供のころからの友人であるエクルレニ市長は「彼は墓石産業の常識を覆し、革命を起こした」とキツァネ氏の業績を褒め称えた。
しかしキツァネ氏の妹セマティ・モエディさん(Semati Moedi)だけは違った。彼女は「レボハンは、痛みに苦しんでいた」とスピーチを始めると、