欧米の結婚式で新郎のサポートをする介添人“ベストマン”は通常、新郎が最も信頼を寄せる未婚の友人や親戚の中から選ぶ。ベストマンは式の準備をしたり、新郎の気持ちが揺らいだ時に元気づけるなどその役割は多岐にわたるが、ベストマンに選ばれるということは非常に名誉なことでもある。そんなベストマンの大役を兄が弟にサプライズで依頼し、その心温まるやり取りを捉えた動画が拡散中だ。『Tank’s Good News』『In The Know』などが伝えている。
米ミネソタ州マンケイトに住むウィル・クラウセンさん(Will Claussen、24)は最近婚約し、来年7月に結婚式を予定している。ウィルさんはベストマンの大役をダウン症を抱える弟のヘンリー・ジョーさん(Henry Joe、22)に依頼することに決め、そのやりとりを動画に収めた。
サプライズ当日、ウィルさんは自宅の裏庭にメモを入れたボトルを埋め、ヘンリーさんを「金属探知機で宝探しをしよう」と誘い出した。
動画では、何も知らないヘンリーさんが砂地をシャベルで掘り始めるとすぐに透明のボトルを見つける。そしてボトルの中に1枚の紙切れが入っていることに気付くと、ヘンリーさんはウィルさんと一緒にそこに書かれているメッセージを読み始める。
「ヘンリー・ジョー、君はすでに僕の最高の弟でベストフレンドだ! だから僕のベストマンになることに『イエス』と言ってくれるかい? ラブ、ウィル。」
たどたどしくメッセージを全て読み終えたヘンリーさんは「何?」と一言発し、信じられないといった様子でウィルさんを見つめた。すると間髪を入れず「僕のベストマンになってくれるかい?」とウィルさんが尋ねたところ、ヘンリーさんは自分が大役に選ばれたことを察し、持っていたボトルとシャベルを投げ出すとウィルさんにジャンプして抱きついた。
感極まるヘンリーさんをしっかり受け止めるウィルさんは、