
「何か間違えてしまったときに“桑田真澄”を出してくるんですよ」と振り返る。そのようなときにMattは「じゃあ、あなたは誰の息子ですか?」と言い返してきたという。これに阿川は「強いんですね、精神」と感心したが、阿川も「父が物書きだったものですから、学校で悪さをすると『お父さんは立派な人なのに』と言われたりする」と身に覚えがあったのだ。Mattは“桑田真澄の息子”であることに「マイナスの思いをしてこなかった。むしろプラスでしたし、幸せな環境に育つことができたので、それをマイナスに見られるのがすごく嫌だなと思って」と自身の境遇に感謝してきたようで、反抗期もなく、いじめられたりマイナス思考になって家に引きこもったりしたことも無かったそうだ。
写真をまるで人形のように加工する“Matt化”についても、「加工は『やっていない』とモデルさんは(本当は加工していても)言っていたんですけど、僕はもう『やってます』と言ってしまっているので。(加工で)劇的に変わることで、それが笑いに変わったり、和んだりとか」と語り、これまでマイナスイメージだった“加工”をプラスに変えることで、ポジティブな作用をもたらしているという。
保育園には天使のように頭に輪を、背中に羽をつけて通っていたMattだが、実は運動神経が良く野球もしていた。だが、汚れたり大声で掛け声をかけるのが嫌でやめてしまったそうだ。今でも父親は「いい筋肉してるな」「野球選手の脚だな」と口にしたりもするが、息子のことも理解していて「僕がナチュラルなメイクをして出かけるときはちょっとストップがかかる」という。Mattと会う人は一緒に写真を撮りたかったり、Mattという存在を見てみたいという人が多いので桑田氏は「ちゃんとメイクして行きなさい」と勧めるそうだ。
現在実家暮らしのMattは、「この家にいて幸せじゃないことはひとつもないので、わざわざ自分が不幸せになるような環境に置く必要はないかな」と今後も良き理解者の父親が暮らす実家に住み続けると笑顔を見せていた。
画像は『Matt様 2020年5月18日付Instagram「今日はおうちでリモート収録しました」、2020年4月1日付Instagram「細やかですがお祝いしました」、2020年3月2日付Instagram「かわいくて」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)