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writer : ac

【海外発!Breaking News】片道4時間通勤の学校清掃員が涙 教師が募った寄付金で車を購入(米)<動画あり>

立ち上がるとエリザベスさんとしっかり抱き合った。この時の様子は動画に収められ、ニュースでも取り上げられた。

地元メディアのインタビューで、ロバートさんは「図書館に呼ばれた時には仕事の話だと思ったんだ。まさかこんなサプライズが待っているなんて思いもしなくて。 ファーミントンのスタッフは家族みたいなんだ。帰宅する時はバス停まで送ってくれることもあるし、バス代を払ってくれることもあった。素晴らしい職場だし、ここで働くのが大好きなんだ」と述べ、多くの人が寄付をしてくれたことに感謝するとこのように明かした。

「実は副業として芝生の手入れの仕事を始めようと考えていてね。これまで働いたお金でトラックを買おうとずっと貯金してたんだ。本当にありがたいよ。」

そんなやり取りをして嬉しい報告に涙したロバートさんだったが、その後も『GoFundMe』への寄付は増え続け、同サイトには「あなたの笑顔は太陽の光のよう。いつも子供たちを温かく見守ってくれてありがとう」「あなたが一生懸命働いているのは聞いてるわ。これがきっかけで、よりよい人生が送れるよう願っている」「4時間もかけて通勤してたなんて知らなかった。少しだけど私も寄付させて!」といったロバートさんを応援するメッセージで溢れたのだった。

そして寄付を募り始めてから約3か月後の5月末、ロバートさんは赤の2019年製シボレー・シルバラード(Chevrolet Silverado)を手にした。またロバートさんのことを聞いた地元の企業数社が、安く芝刈り機などを提供し、1万ドルを目標にして始まった寄付金は日本時間6月28日の時点で約530万円(49450ドル)になった。

今月6日には、新しいトラックと芝刈り機をお披露目するパレードも行われ、ロバートさんは「感謝してもしきれないよ。ここまでしてもらえて、私は本当に幸せだよ」と涙いっぱいで語った。新型コロナウイルスの影響で現在は学校での作業はストップしたままだが、ロバートさんはすでに芝の整備の仕事を始めているようだ。

エリザベスさんは、学校職員だけでなく保護者や地元の人々から多くの協力の申し出があったことに感謝し、最後にこんなメッセージを残している。

「ロバートは涙もろくて、話を進めるたびに『ありがとう』って言いながら泣いていたわ。それに彼はいつも勤勉で、あったかくて、みんなから愛されているの。善意の輪がどんどん広がっていったのは、そんな彼の誠実な人となりがあってこそなんでしょうね。ロバート、おめでとう。そしてみんな、本当にありがとう。」

画像は『Tank’s Good News 2020年6月24日付「Janitor Drops To His Knees After Learning His Coworkers Raised $10K To Buy Him A Car So He Didn’t Have To Walk Miles To Work」(via WREG News Channel 3)』『GoFundMe 2020年2月18日付「Transportation for Mr. Reed」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ロバートさんが手に入れたトラックと芝刈り機(画像は『GoFundMe 2020年2月18日付「Transportation for Mr. Reed」』のスクリーンショット)

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