車を持たず片道4時間をかけて通勤をしていた小学校の男性清掃員のために学校教師がクラウドファンディングサイトを開設したところ、約4か月で目標額の約5倍の寄付金が集まった。心温まるニュースを『Tank’s Good News』『The Commercial Appeal』などが伝えている。
米テネシー州シェルビー郡ジャーマンタウンにあるファーミントン小学校の清掃員として勤めるロバート・リードさん(Robert Reed、60)は、つい最近まで片道4時間をかけて通勤していた。ロバートさんは車を持っておらず、3つのバスを乗り継いだ後に約3.2キロ(2マイル)の道のりを歩かなければならず、早朝4時に家を出て午後3時まで働き、帰宅は午後7時を過ぎることも度々あった。
ロバートさんがファーミントン小学校で働き始めたのは昨年10月頃で、勤務時間を過ぎても残って作業をしたり、いつも笑顔を絶やさない明るく優しいロバートさんはすぐに職員や保護者から絶大な信頼を得るようになっていった。
そんなロバートさんに今年2月19日、学校職員から思わぬサプライズがあった。教師のエリザベス・マローンさん(Elizabeth Malone)に図書館に来るように言われたロバートさんは、大勢の職員に迎えられ、エリザベスさんからこう告げられたのだ。
「みんなであなたを助けたいと思ってね。21時間前にクラウドファンディングサイト『GoFundMe』で寄付金を募ったの。すると約75万円(7千ドル)が集まったのよ。あなたが新しいトラックを買えるようにね。」
するとロバートさんは跪いて泣き崩れ、