海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】総額2,000万円以上 30年間チップを子供病院に寄付し続けた靴磨き職人の男性(76)この世を去る(米)<動画あり>

些細なことであっても積み重なれば大きな変化となる。それを“優しさのギフト”という形で遺してくれたのは、30年以上にわたり靴を磨き続けてきた男性だった。このほど76歳で逝去した男性が、子供たちのためにと遺したチップの総額は日本円にして2,000万円以上にものぼったという。『TODAY』などが伝えている。

米ペンシルベニア州南西部にあるUniversity of Pittsburgh Medical Center’s Children’s Hospital(UPMC チルドレンズ・ホスピタル・オブ・ピッツバーグ)で、30年以上にわたり靴磨きを続けてきたアルバート・レクシーさんが10月16日にこの世を去った。

アルバートさんは、火曜日と木曜日にバスを3つ乗り継いで自宅からピッツバーグのこの子供病院へと1時間半かけて通い、15歳の時に高校のショップクラス(DIYやクラフト、安全な機械作業の基礎を学ぶ授業)で作った靴磨き用の箱を使って、1回3ドル(約340円)で病院スタッフや来院者の靴を磨き続けてきた。靴をピカピカに磨き上げる仕事に喜びを感じていたアルバートさんだったが、稼ぎは年収にしてわずか10,000ドル(約112万円)程度にしかならなかった。それでも客から貰ったチップの全てを貯めて、子供病院に寄付し続けてきたという。

このほど、アルバートさんがこれまでに寄付してくれたチップの総額が202,000ドル(約2,270万円)に上ったことが明らかになった。アルバートさんは1982年に仕事を始め2013年12月に退職したが、仕事を辞めた時点で寄付金額は202,000ドルに達していたそうだ。

病院長は「彼は、小さな親切行為が何百万人もの人々に影響を与えるという完璧なお手本といえる人物でした」とアルバートさんの地道な、そして寛大な行為を称賛した。また、モネッセン市の元市長で現在80歳になっているルイス・マヴラキスさんは、子供の頃からアルバートさんを知っている1人であり、

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