エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】青森出身・山口真帆、都会の靴の呼び方が「解せぬ」

「これが噂の外ズックかあ」、「ステキなお洒落の演出は足元から! ズックのグッズ化を希望しちゃいそう~」と反響を呼んでいた。

他にもこのような地域によって呼び方が違うケースに、土を掘ったりするときの道具「シャベル」と「スコップ」がある。

工事などで使う両手で持って土を掘る大きなものを東日本では「スコップ」、西日本では「シャベル」と呼び、花壇の手入れや子どもが砂遊びに使うような小さいものを東日本では「シャベル」、西日本では「スコップ」と呼ぶというのが大方の説で、逆の呼び方なのだ。

5月7日放送のバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)で「大阪府民は、スコップとシャベルが東京と真逆!?」と話題にしたところ、新MCを務める東京都民の田中裕二(爆笑問題)は「初めてですよ。でかいのをシャベルって言うの」と信じられないようだった。

Twitter上では「小さいのが、スコップで大きいのが、シャベル 大阪の現場では、カクスコって言いますわ…コレらは譲れまへん」、「福岡はスコップだけど、広島と四国はシャベルって言うし あつ森はスコップだし! 笑」、「何か、東京の辺は、このスコップの事を、シャベルって、言うんとー!」という声があれば、「生まれてこの方東京在住だけど、小さい方をスコップ、大きい方をシャベルって言うけど…? それって関西の言い方なの? なんで我が家は逆の言い方してるんだろう?」という声もあった。

もっと小さなエリアに目を向けると、 愛媛県出身のお笑い芸人・友近はロケ番組で「愛媛の学校では黒板消しをラーフルと言います」と話していた。視聴者参加型バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)でも以前に「鹿児島県では黒板消しをラーフルと呼ぶらしい」という情報から取材したことがある。

これについては「ほつれ糸」や「擦る」を意味するオランダ語「rafel」から鹿児島県、宮崎県、愛媛県で黒板消しを「ラーフル」と呼んでいるとの説が有力だ。

愛媛県と言えばHKT48の元メンバー伊藤来笑(いとう らいら)は愛媛県出身なので、福岡市を拠点とするHKT48に入った当初は分からない方言が少なくなかったという。なかでも「ヤモリ」のことを「かべちょろ」と呼ぶことを知った時は「福岡では“かべちょろ”って言うんだってー! ヤモリって怖いけど“かべちょろ”だとなんか可愛く感じるー」と驚いていた。

まだHKT48在籍時の伊藤来笑(2016年2月卒業)が2013年5月15日にSNSでそのことを明かしたところ、フォロワーから「福岡の南の方住んでるけどヤモリって呼ぶよ」、「大分でもかべちょろって言いますよ」、「親は熊本出身なんだけどかべちょろって言ってるよ」といった情報が寄せられた。

有力説では九州北部や山口県の一部でヤモリのことを方言で「かべちょろ」というようだ。しかしそれも地域や世代によって違っており、山口真帆が当たり前のように思っていた「中ズック」「外ズック」も時とともに呼ぶ人が少なくなったのかもしれない。

画像は『山口真帆/Maho Yamaguchi 2020年3月24日付Instagram「#デジタル写真集 #topsecret」、2020年5月13日付Instagram「外ズック」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

「外ズック」を履いた山口真帆(画像は『山口真帆/Maho Yamaguchi 2020年5月13日付Instagram「外ズック」』のスクリーンショット)

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