フランス・パリ在住の作家・辻仁成氏が、ロックダウン(都市封鎖)してから約3週間になる現地の様子をテレビ番組で報告した。フランスでは今週末から来週頭にかけてが、新型コロナウイルス感染拡大のピークだと見られているという。
フランスでは3月17日から政府による厳しい外出制限が行われている。外出時には署名と出発時刻を記入した特例外出証明書を所持しなければならず、違反を繰り返した場合は3700ユーロ(約44万円)の罰金および軽犯罪として禁錮刑などを科されるのだ。
朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では度々、そんなパリの現況を辻仁成氏に聞いている。6日の放送で彼は、フランスの政府関係者や学者の間ではすでに「どのようにロックダウンを終わらせるか」との話も出てきていると明かした。これに対し、マクロン大統領は「いっぺんに“元通りの生活が戻ってくる”と思うのは大間違いだ」と釘をさしたという。たとえば地域的に、あるいは年代別になど段階的に解除しなければならないとあくまでも慎重だ。
イタリアでは過去24時間で新型コロナウイルスによる死者は525人と2週間ぶりの低水準になり(イタリア市民保護局、5日発表)、新たな感染者数も減少傾向で感染拡大のピーク超えの兆しが見えてきたされている。そのためか一部地域の商店街は買い物客でごった返し、