ミュージシャンの西川貴教が、4月5日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』で昨今のSNSのあり方に疑問を感じていると胸のうちを明かした。彼は特に新型コロナウイルスの感染拡大でイベント自粛が相次ぐなか、従来のSNSの良さがなくなってきているようだという。そのような状況を懸念している芸能人は他にもおり、6日にはお笑いタレントのスマイリーキクチや古坂大魔王がTwitterでそれぞれ持論をつぶやいている。
『ワイドナショー』では、新型コロナの影響によって「ロケや収録が中止される事態となり芸能界にも大きな影響が出ている」という話題を取り上げた。
西川貴教もコンサートやフェスが中止や延期になるなか、SNSで情報発信したところ賛同や批判の声が寄せられたという。その後東京オリンピックの延期が決定したことで、西川らアーティストは今後のイベント開催に向けて会場確保などをどう調整するか頭を抱えている。
彼のSNSに寄せられる声も状況とともに変わり、当初はコンサートの自粛に対して「言い訳するなみっともない」と批判されていたが、今度は「もっとお前が政府を批判しろ」という声になっていき、主張は違えどもディスったことに変わりはない。
西川はそうした風潮に対して「普段は見えないような小さな話題で心が温まったりとか、流されがちなことが注目されることでちゃんとした正当な評価が与えられたりするという良さがSNSにはあると思う」、それなのに「今はマイナスの面が凄く出ている。人が何かすることを叩くだけの機能みたいなものがちょっとね」と心配していた。
ピン芸人のスマイリーキクチは十数年前にネット上でデマを流され誹謗中傷や脅迫を受けたいわゆる「スマイリーキクチ中傷被害事件」を経験したことから、