ヴィクトリア・ベッカムはロックダウン（都市封鎖）により経営するファッションブランドの店舗を閉鎖しているが、スタッフには待機中の給与について政府救済策から80％、残りの20％は会社が支払うことが明らかになった。しかし夫のデヴィッド・ベッカムとあわせて推定3億3500万ポンド（約450億円）の資産を所有するヴィクトリアが、国民の税金に頼るのかと大きな非難を浴びている。

英国ではロックダウン宣言が出され、食料品や生活必需品以外の店は一時閉鎖を余儀なくされた。ヴィクトリア・ベッカムが展開するファッションブランド「Victoria Beckham」は6月末まで閉鎖となり、その間30人のスタッフは一時休職となった。だがこのほどスタッフ宛に“強化対策”と書かれた手紙が届き、国民の税金によって政府から給与の80％を受けとり、残り20％は会社が支払う旨が綴られていたという。

これに対し、豪華な私生活をSNSで公開するベッカム家が税金に頼るのは「恥知らずだ」という声が多数あがり、SNSが炎上してしまった。

ベッカム夫妻は今年1月、パリの高級レストランで1本2000ポンド（約27万円）の赤ワインをたしなむ姿がキャッチされており、英国内ではロンドンとコッツウォルズに豪邸を所有するほか、数週間前にはマイアミに1700万ポンド（約23億円）のペントハウスを購入したことが伝えられていた。

英保守党下院議員ロバート・ハルフォン氏は「何百万人が苦労している時に、大富豪が苦労して納税する国民から利益を得ようとするのではなく、国を助けてくれると有難いのだが」と語っており、朝の番組『Good Morning Britain』の司会者ピアース・モーガンはヴィクトリアについて「甘やかされた、お姫様気どりの億万長者だ」と一喝し、