日本テレビ系日曜ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』で、清野菜名演じるヒロイン・川田レン(ミスパンダ)のいわくありげな母親・川田麻衣子役を務める山口紗弥加。2月23日放送の第7話でその山口が個性派女優として本領を発揮した。オンエアを前に法務大臣・佐島源造(Mr.ノーコンプライアンス)役の佐藤二朗がTwitterで過去に山口と共演したドラマを回想しており、そのつぶやきを裏切らない怪演ぶりだった。
佐藤二朗と山口紗弥加は、フジ月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(2015年4月期)で共演したことがある。
主人公・倉田健太(相葉雅紀)の父親・倉田太一(寺尾聰)が総務部長を務める「ナカノ電子部品」で総務部契約社員として太一を助ける部下・西沢摂子役を山口が演じた。一方で佐藤はヒロインの記者・神取明日香(沢尻エリカ)が勤める出版社の編集長・蟹江秀太朗役を彼らしくコミカルに演じていた。
『シロクロ』で佐藤二朗が演じている法務大臣の佐島源造は、Mr.ノーコンプライアンスという裏の顔を持つ謎のある人物だ。その佐藤が2月23日にTwitterで『ようこそ、わが家へ』を振り返って「ある共演者の芝居に衝撃を受け、嫉妬を覚えた。彼女とはそれ以来の共演となる」と『シロクロ』第7話のオンエアに思いを馳せた。
「彼女の芝居が楽しみで仕方ない。かつて嫉妬を覚えた、その芝居を、狂気を、全力で引き継ぐ覚悟でいる。今夜のシロクロ、山口紗弥加から目が離せない」という佐藤の期待に応えるかのような圧巻の演技を見せたのである。
第7話ではレンの治療を担当してきた精神科医・門田明宏(山崎樹範)を殺害した犯人をつきとめようと、