現在飛ぶ鳥を落とす勢いの若手シンガー、ビリー・アイリッシュ。しかし現地時間9日に開催されたアカデミー賞授賞式で披露した自身のパフォーマンスには、まったく満足していないようだ。あるインタビューのなかで「あれはクズ」「メチャクチャだった」と自身を酷評している。
グラミー賞5冠を達成し世間を驚かせた後、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌をシリーズ史上最年少シンガーとして担当するなど、快進撃を続けるビリー・アイリッシュ。
今月9日にはアカデミー賞授賞式の過去1年間に他界した偉大な映画人を偲ぶ「イン・メモリアム」という追悼コーナーで、ビリーは兄フィネアス・オコネルとザ・ビートルズの『イエスタデイ』を披露した。ビリーの歌声をバックにNBAレジェンドのコービー・ブライアントや俳優カーク・ダグラスらの写真がスクリーンに映し出されると、会場からはその都度拍手があがり、人々は故人を偲ぶのであった。
フィネアスの柔らかなピアノの音色とビリーの儚げな歌声による『イエスタデイ』は、故人を偲ぶ会場の人々の気持ちにそっと寄り添い、およそ4分間にわたる「イン・メモリアム」はしめやかに幕を閉じた。ネットにはその後、
「素晴らし歌声」
「涙があふれてきた」
「今までで最高のパフォーマンス」
といったビリーへの称賛コメントが溢れ、
「18歳でこの度胸はさすが」
「このパフォーマンスを見てファンになった」
といった声も多数見受けられた。
しかしビリー本人は、この日のパフォーマンスにはまったく満足していないようで、