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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】治療薬で皮膚が爛れた男性「スティーヴンス・ジョンソン症候群」の壮絶な闘病語る(米)

その数時間後にさらに症状は悪化し、口の中に50か所もの血の塊のようなものができ、胸や背中に発疹が出始めるとそれが水泡となって爛れていった。ジョナサンさんは再び病院を訪れたところ即入院となり、すぐにワシントン州シアトルにあるハーバービュー・メディカル・センターへと搬送され、集中治療室で治療を受けることになった。

その症状は深刻で、ジョナサンさんの両目は視力を守るため開けらないよう瞼が縫い合わせられ、皮膚が腐り始めて肉が剥き出しになった箇所から感染症を起こさないために豚の皮膚で顔や胸、背中などが覆われた。ジョナサンさんの顔は以前の表情が微塵も見られないほど変わり果てていた。

当時のことをジョナサンさんは「私はあまり覚えてないんです。意識を失っていましたから…。いつも夢を見ている感じで、瞼が縫い合わされていたこともこの時は知らなかったのです」とのちに振り返っている。

ジョナサンさんは集中治療室で11日間過ごした後、熱傷ユニットに移され、その2週間後には縫い合わせていた瞼を抜糸することができた。そして同年の6月に退院したという。ジョナサンさんはスティーヴンス・ジョンソン症候群について、次のように語っている。

「たとえそれが稀な症状だとしても数百万人という人が経験しており、子どもを含む多くの人が克服しています。あなたも万が一、この病にかかったとしても克服することができるのですから。克服した向こう側には強いあなたがいるはずです。」

完全に回復した今のジョナサンさんは自分の経験をブログに綴り、同じ病気を発症した人達へ勇気を与え続けているようだ。

画像は『Metro 2020年1月14日付「Man had eyes stitched shut after rare virus left him burning from the inside out」(Picture: Media Drum World)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

スティーヴンス・ジョンソン症候群を発症したジョナサンさん(画像は『Metro 2020年1月14日付「Man had eyes stitched shut after rare virus left him burning from the inside out」(Picture: Media Drum World)』のスクリーンショット)

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